「こ，これは，ドラクエの発売日か……

 

３０年前のあの状況を彷彿とさせる当クリニック前

 

ワクチン予約日の話だけど

 

……

 

よく考えてほしい

 

一人の医師で切り盛りするクリニック

 

日々の診療だって時間通りに終わることは少なく

 

診療時間外にも会議やら講習会やら各種書類書きやら

 

スタッフだってぎりぎりの人数で頑張ってもらっている

 

 

そこにワクチン接種である

 

 

なんだか手のかかるワクチンで

 

しかも２回接種が必要

 

インフルエンザワクチンのように

開けてすぐポンポン打っていくのは難しい

 

接種者の管理も必要だし

なるべく余らせるな

廃棄するな

 

 

そうそうたくさん打てるわけないだろう

 

 

なぜ“７月中”なんだ

 

なぜ“かかりつけ医での個別接種”なんだ

 

……

 

元気に行列できる人はまだしも

 

並ぶ体力がない

 

電話だって掛けるのが難しい

 

そんな患者さんもたくさんいらっしゃる

 

 

そんなかたこそ“かかりつけ医”の本領発揮

 

 

 

だから今，予約したくてもできない方に

 

こちらから連絡して予約を拡大しているところである

 

 

……

 

・接種者の記録は不要

 

・余ったら捨ててもOK

 

この二つだけでも認めてくれるなら

 

もっと気楽にたくさん打てるんだけどね

 

……

 

あと，インフルエンザワクチンにしてもそうだけど

 

なるべくたくさんの人に打たなければならないワクチン

 

しかも今回のSARS-CoV-2ワクチンのように大変安全性の高いワクチンであるなら，欧米のように医師，看護師以外にも薬剤師やワクチン接種講習を受けたボランティアに接種を許可してほしい

 

緊急事態条項追加や九条改変などより

 

個別に臨機応変できる体制づくりのほうがよっぽど大切

 

 

 

ま，いまの政権担当者さまたちには期待できませんけどね……